2024年9月18日(水)、新潟グランドホテルにて「青年部全国大会 in 新潟」が開催されました。今年は例年とは異なり、式典前日に部会長会議が開かれる2日間の構成となりました。これは、新潟青年部が全国の青年部をより手厚くもてなしたいという強い思いから実現したものです。
部会長会議
例年とは違い、信濃川を遊覧しながらの会食形式で行われました。40名近い参加者が集まり、各県の歴代部会長も同席する中、他県青年部の活動や運営に関する意見交換が活発に行われました。私は神奈川と京都の青年部と同席し、具体的な運営課題や取り組みについて意見を交わすことができました。
講演会
新潟大学の伊藤龍史准教授による講演「両利きの経営」が行われました。伊藤教授は、現代の不安定な経営環境、いわゆる「VUCA時代」における企業戦略をテーマに語りました。
「両利きの経営」とは、現行の成功モデルを維持・強化しつつ、同時に未来に向けた革新的な挑戦を行うというアプローチです。教授は、過去の成功体験に固執することが組織の成長を阻害するリスクがあると指摘し、従来のビジネスモデルを維持しながらも新しい挑戦を続けることの重要性を説きました。
さらに、教授は「サービタイゼーション(サービス化)」の重要性についても言及しました。モノを売るだけでなく、サービスとしての価値を付加することで、顧客との関係を深め、長期的な競争力を強化するという戦略です。この考え方は、我々の業界にも通じるものであり、いかにして顧客に付加価値を提供するかという課題を考えさせられました。
講演の後半では、伊藤教授の元で学んだ若手起業家たちが自社の取り組みを発表しました。新潟のスタートアップ支援環境が、彼らのような新進気鋭の起業家を生み出していることを強く感じました。
懇親会
新潟BM青年部が例年と異なる構成を選んだ理由は、懇親会にありました。信濃川に面した新潟グランドホテルの屋上ビアガーデンで行われた懇親会は、花火も打ち上げられる豪華なもてなしでした。船上での部会長会議に続き、信濃川の景色を楽しみながらの花火付き懇親会は、新潟青年部のホスピタリティを存分に感じることができるものでした。
以上を通じて、青年部全国大会 in 新潟は、参加者同士の交流と学びの場として大変充実した内容となりました。
大成管理開発株式会社
中村 仁治