梅雨入り直前の平成28年6月2日・3日の両日、木戸青年部長をはじめとする青年部5名と金子協会長合わせて6名で、「第10回 ビルメンテナンス協会青年部 西日本サミットin 島根」に参加させていただきました。福岡発の早い便で向かったために、松江城など情緒ある松江市の街並みを散策したり、新鮮な海の幸を堪能したりと式典までの時間を有意義に過ごせました。
さて、今回の講演会の演題は、「県有施設財産管理業務一元化について ~現在・過去・未来~」という大変興味深いテーマでした。いつもなら正直眠くなるような講演も多い中で、今回はこれからの施設管理のあり方、そして、これからの行政とビルメンテナンス業界との協働のやり方など、画期的な情報が随所に見られ、有意義な講演会だったと感じました。
特に印象に残ったのが、発注業種の1つである「施設管理業務」について、島根県はファシリティマネジメント(FM)の考えを導入し、その中の「長寿命化」について、管財課が中心となり、県有施設の修繕工事の優先度判定基準を数値化することで、事務職である「財産課」にも分かりやすく理解してもらえ、「予算のある現場の修繕を優先的におこなうのではなく、県有財産全体としての優先的な修繕を実施する裁量権」を頂けたそうです。 その業務を県内のビルメンテナンス業界(実際は県に1つしかない組合)が複数年のプロポーザル方式でほぼ全ての案件を受注しているそうです。確かに福岡県(福岡市)と島根県の規模や仕組みはまったく違いますが、県内業者育成・サポートを堂々とおっしゃる県の管財課課長や財産活用推進室長(実際の講師)と協会・組合との関係性には、学ぶべきものがありました。
その後の懇親会は、各県バラバラの配置でしたが、同じ境遇で業界発展のために努力している各県の若手経営者、若手幹部と名刺交換や情報交換が出来、また地元のおいしい食材や日本酒、松江娘(笑)を堪能することが出来、青年部最後の西日本サミットを大変有意義に過ごすことが出来ました。
私事ですが、28歳から当業界にお世話になり、42歳までは鹿児島県の青年部、そして44歳から45歳までの約1年半を福岡の青年部に所属させていただき、全国の青年部の方々と本気の付き合いが出来たことは一生の財産です。特に、福岡の先輩方には鹿児島時代から大変お世話になり、全国大会などでは、「裸にサスペンダー」という格好で舞台に放り出され、たくさんのお酒を「一気」させられ、鹿児島青年部のパネラーとして呼ばれた都市ビル環境の日では、ゲストだというのに「SM倶楽部」に置き去りにされ、その一部始終を私の結婚式の「お祝いビデオ」で画像とともに暴露されるという、貴重かつ悪質な思い出ばかりですが、一時期私が業界を離れた時も心配してくださり、気付いたら首謀者であったK氏の会社に入社して、また皆さんとお会いできたのは、まさに「運命」であり、大変感謝しております。
最後になりますが、これからも水野部会長のリーダーシップのもと、「日本一元気な福岡青年部」の伝統を消すことなく、前に前に進んでいただければ幸いです。私自身、これからは違った形で青年部そして業界の力になれればと考えておりますので、何卒よろしくお願い致します。
福岡第2委員会
仮屋博昭